我が家は4人兄弟姉妹。はちゃめちゃと言っても過言ではなかった入園式を紹介します!
うちの子、ちゃんと友達を作れるかな?友達と一緒に遊べるかな?いじわるをしてしまわないかな?いたずらをして先生を困らせないかな?などなど、不安なことも多いと思います。
自分自身も、幼稚園のママ友とうまく付き合っていけるかな?先生に我が子をちゃんと見てもらえるかな?という不安もあると思います。
新しい世界に飛び込む母と子はドキドキで、不安もいっぱいあると思いますが、幼稚園への第一歩!それが入園式です。
初めてのたくさんの知らないお友だちに会って、お子さんはびっくりすると思います。
母も我が子と同年代の子とたくさん会う初めての機会ではないでしょうか。そして、私もそうだったのですが、他の子の「できるところ」がとても良く見えてしまい、「うちの子はどうしてできないのかしら?」と悲観的になってしまったり、「なんでみんなと同じようにちゃんとできないの?」と思ってイライラしてしまったり・・・。
すぐになじめる子もいれば、そうでない子もいます。最初はすぐになじめなくて当たり前!他の子よりできなくても大丈夫!何も心配はいりません!!
幼稚園でも語り継がれているのではないかと思える、我が家の4兄弟の、はちゃめちゃ入園式の様子をご紹介します。きっと、心配なくなりますよ(^^♪
Contents
4人の入園式
CASE1:ママべったりの長男の場合
小さいころの長男は、とにかくママべったり。母が「いいか加減にしてよ!」思ってしまうくらいひっついていて、一人では子どもたちの輪に入っていくことなんて到底できませんでした。何をするにもママがいないとダメ。
そんな長男だったので、「幼稚園の入園式なんてとんでもない!」と思ったのか、「幼稚園なんて行かないぞ!」の意思表示だったのか、入園式当日、
まず園服を着ない!!
「え?そんなことあるの?」と母もびっくりしました。怒ってみても、「おいしいもの食べに行けるよ」と言ってみても、優しく「ちょっと着てみようよ」と言ってみても、頑として着ませんでした・・・。何をしても無理!!
結局、「これを着るなら幼稚園に行く」と言った真っ赤なジャージを着て行きました。
入園式の集合写真では、一人、真っ赤な洋服で目立っていました。そしてその後の3か月間は、園バスに乗るたびに泣き続けました。
CASE2:こだわりは強くない長女の場合
長女は割とこだわりのないタイプで、よくママ友から、「女の子は着る服や服の色を自分で選びたがるから面倒くさい」と聞いていましたが、そんなことは一切なく、服にしても親が着せたいと思う服は文句言わずに着てくれました。しかし、一見、こだわりのないタイプかと思いきや内に秘めた強い想いを持っている子でした。
こだわりは強くないので、今回は園服を着てくれました!
良かった良かった。スムーズに入園式は終わりましたが、1か月ほど経ったとき、「幼稚園やだー」と泣き始めました。そして、泣きながら園バスに乗せることになるのですが、その時はパジャマのままでした。
結局、入園式で園服は着たものの、その後しばらくパジャマで登園することになりました。
CASE3:自立心の強い次女の場合
次女は異様に自立心の強い子でした。何でも自分でやりたがる、でもまだ小さくてできない、そしてキレて大騒ぎする、ということが多々あり、母は「何で泣いてるのー?」と訳がわからないことが本当に多かったです。
そして長女にはなかった洋服へのこだわりがとても強かった!1歳半ごろから自分で決めた洋服しか着なかったのです。そのため園服を見て一言、「かわいくない」と言い放ちました(^_^;)
当然(?)園服を着ない!!
このころには次女の性格もわかり、母も余裕があったせいか、「これ着ていく?」とかわいいジャケット(もらいもの)を見せたら、次女は目を輝かせて着ていきました。ルンルンです。
入園式の集合写真では一人だけ私服でおしゃれしてばっちりです!しかし、合理的かつ冷静に考えられる子だったので、幼稚園に行く、となったとき
「家でママといる楽しさ」 < 「幼稚園で遊ぶ楽しさ」
という式が頭に浮かんだのでしょう。一度も泣くことなく毎日おしゃれをして登園していきました。
CASE4:マイペースな次男の場合
末っ子の次男は、3番目と3歳離れていて(他は2歳違い)母にも余裕があったため、母もべったりしてしまったので、次男は「ママは自分のことが大好き」という自信にあふれていました。そして、自分に都合の悪いことは目に入ってこない、聞こえない、自分がやりたいことをする、といった様子を見せていました。(ちょっとフォローしますが、性格は穏やかです)
ということで、「幼稚園・・・」と話しても「なんじゃそりゃー!」と思ったのでしょうか・・・
やっぱり園服着ない!!
そろそろ園服を着ないことに母も慣れっこ。いつもの私服で入園式に行きました。そこではまぁ自由奔放に写真撮影を待つわずかな時間でも砂場で遊び始めたり、写真撮影でもお友だちと一緒に並べない。結局、母が抱っこ。
母に私服で抱っこされている集合写真は、完全に「下の子抱っこしている母」状態。誰の入園式?
その後やはり園バスに乗るときに「さらわれる!」という勢いで泣きましたが、長くは続きませんでした。なぜなら、園バスが我が家に到着する時間が7時45分と早く、寝たままバスに乗っていきました。起こしても起きないので、私服(やっぱり園服は嫌がりました)と朝ごはんもリュックに入れておきました。
その後
時間が経てば笑い話
10年を一昔というならば、一昔前に初めての入園式を迎えた我が家です。そこから2年後、4年後、7年後と合計4回の入園式を経験しました。
4人いる我が子で、入園式に園服を着たのは1人だけ。我が家では、「入園式には園服を着ない」が当たり前に思っていましたが、入園式で70人ほどいる新入生で園服を着ていないのは我が子だけでした。「何でみんな素直に着るんだろう?」と私は不思議に思いました。
子どもたちが大きくなった今、「どうして園服を着なかったの?」と聞いても「覚えてない。何でだろ」と返ってきます。そして、「泣いたのは覚えている。幼稚園は楽しいのに何で泣いたんだろ?」とも。
みんなと同じようになんでちゃんとできないんだろう?とイライラの原因になっていた子どもの行動も、10年経った今では笑い話です。「こんなことしてたんだよ」「あんなことしてたんだよ」と話すと子どもたちは覚えていないので、
「まじかよー。やべー」
なんて話して、みんなで大笑いです。その時は真剣に悩んでいたことも、過ぎてしまえば笑い話です。
絶対大丈夫!
4人とも一般的に普通と言われる子どもたちです(末っ子はディスレクシアの疑いがありますがそれはまた別のお話で)。近所に祖父母の家もなく、みんな幼稚園に入るまでほとんど預けたこともなく、ずっと母ときょうだいだけで過ごしてきました。地域の子育て広場に遊びに行ったり、公園に遊びに行ったり。。。
「同じように育ててきたのに、性格が全く違う」とよく言われますが、我が家にもやっぱり当てはまります。しかし、「園服着ない!」や「幼稚園やだ!」は共通している部分がありました。
最初の子は特に、「みんなと同じにできないとおかしいのかしら」とか「何でできないのかしら」と思ってしまいがちです。私も最初はそうでした。
でも大丈夫です。
子どもは子どもなりに、自分で一生懸命考えて行動していると私は思います。園服を着なかったことも、
幼稚園に行かないぞ、という子どもなりの精一杯の抵抗だったり、次女のように
かわいくないから着ない~
という想いがあったりかもしれません。子どもの考えを尊重し、見守っていると、子どもも「幼稚園楽しくなってきたからちょっと服着てみようかな」と少しずつ考えるようです。
次女も「かわいくないけど、一緒の服を着てみるか」と考えたようです。
3か月もしたら、みんな園服を着て、泣かずに楽しく登園していくようになりました。
このはちゃめちゃ入園式を経験して、子どもでも自分の考えを持っているから、親が「こうしてほしい」と思うことを無理にさせようとせず、自分で体験したり、考えさせたりすることが大切なのかな、、と学びました。
そして入園式ではこんなはちゃめちゃな姿だった子どもたちも、卒園式では立派な姿を見せてくれました。
ちなみに、うちの子が行った園はリュックは自由でした。登園がが楽しくなるリュックとかで気分をアゲてもいいですよね。こんな可愛いリュックを背負ってくれるのも、小学校に上がる前までですよー!
